建築設計は 〔建築・設計・不動産〕

建築物を建設するにあたって、その意図に即して構造、材料、工費などの計画をたて、図面その他の方法で明示する行為。

より一般的には、建築に限らず何かを企て、それを具体化する手続を考える行為を設計という。

建築の設計にはさまざまな内容が含まれ、見方により種々の表現があるが、通常、対象別、段階別、手法別、工法別などによって分類できる。

すなわち
は単純に建物種別または用途別により事務所設計、学校設計などといって設計の対象を明らかにする分類であり、さらに建築物のある機能を対象にした構造設計、設備設計、また建築空間のある性能を対象にした音響設計、採光設計などが含まれる。

では建築の生産過程に応じて一般に基本設計と実施設計に分けられ、さらに設計の局面展開に応じて略設計、粗設計、詳細設計などのことばがある。

は設計の仕方に関係するもので、設計者を決めるための競技設計、特命設計などがあり、設計の進め方として複数の設計者が共同して行う共同設計がある。

また設計のある手続を規格化したり、標準化した設計を規格設計とか標準設計などという。

そのほか最近ではコンピュータを使って自動的に設計することも実用化されており、計算機援用設計などとよばれ、通称CADという。

は、前項が設計そのものの手法の変化であるのに対し、工法などとの対応で分類できる設計をいう。

たとえば、一つの設計図で繰り返し建築物を建てたりするような場合、量産設計という。

また、ある工法と対応してシステム設計などとよばれるものがある。

そのほか、建築物のある性能を限定して、目標のはっきりしている設計の場合に、耐久設計とか安全設計、防音設計、耐火設計、耐震設計などということもあり、さらにこれら目標に対して最適設計とか経済設計などとよぶこともある。

これらは完全分類ではなく、ほかにもさまざまな分類ができるが、建築の設計内容はかなり多角的にとらえられることがわかる。
update:2010年03月16日